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ヨーロッパの自転車事情(オーストリア)

ヨーロッパの自転車事情(オーストリア)



ウィーン、シェーンブルン、シェアサイクル、レンタルサイクル
ウィーン、シェーンブルン、シェアサイクル、レンタルサイクル

オーストリアは東ヨーロッパに位置し、国土面積は北海道とほぼ同じ大きさで、公用語はドイツ語、アルペンの山岳地帯、広大なぶどう畑、音楽の都ウィーンなどの特徴で知られる国です。

 

まずはオーストリアの首都ウィーンについて報告します。

 

左の写真はシェーンブルン宮殿の近くの道で、至る所にシェアサイクルと電動のキックボードが置かれています。きちんと返却場所に返せば、レンタル料は無料ですが、返却しなかった場合は罰金が発生するため、あらかじめクレジットカードかスマートフォンで登録をしてから、レンタルできるようになります。

 

シェアサイクルの車体は、ママチャリからクロスバイクの間くらいでしょうか。やはり頑丈さが必要なのだろうと思います。

 

但し街中を走る自転車の大半は、クロスバイクやマウンテンバイクなどのスポーツバイク中心で、自前でママチャリに乗る人はほとんど見かけませんでした。

 

この辺りは信号の多さや、道幅と整備状況などの道路事情なども関係すると思いますが、ウィーンの観光中心地でさえも日本より自転車道などが整備されているように感じました。

 

ちょっと観光の話になりますが、今回のヨーロッパ訪問に関して実は家族で行ってきました。

 

女性が大半を占めるわが家は宝塚歌劇団の大ファンで、ウィーンの宮廷を舞台としたエリザベートの公演を見た影響で、そのゆかりの跡地をめぐることにもなりました。

 

第一次世界大戦以前、オーストリアは約650年もの間、エリザベートの家系であるハプスブルク家が君臨していた時代があったのです。

上の写真のうち3枚は、世界遺産であるシェーンブルン宮殿です。その建物の色はベースがクリームイエローにグリーンやブラウンという色使いで、シェーンブルン地区の至る所の建物も同様のカラーになっており、シェーンブルンカラーと言われています。

私がとてもカッコイイと思ったのは、ハプスブルク家の紋章である双頭の鷲(左下写真)で、宮殿に保管されていた多くの家財道具や食器類などにもその紋章が描かれていました。自転車のエンブレムにしたい感じですよね。

 

広大な敷地で緑が豊かなシェーンブルン宮殿は、実はハプスブルク家が夏場に使用していた離宮で、ウィーンの街の中心にある右下写真のホーフブルク宮殿が主皇宮として使用されていたとの事です。

 

とても歴史があり文化が溢れる国ですね。

 

ウィーンから国際空港を越えて、ドナウ川沿いを東へ向かった田舎町のヘーフライン(Hoflein)というところに行きました。ここが今回のオーストリア訪問のメインイベントである、親戚の結婚式が執り行われた町です。

 

他の先進国でもそうですが、首都などの中心地は高級ブランドのショップやホテル、レストランなどが並んでいて、どこも似たようなものに感じます。

そういった意味でも、初めて来たオーストリアでこの町を訪れたことは、とても貴重な体験になりました。

最初の写真が宿泊したところですが、日本でいうところの民宿といった感じです。英語が通じずドイツ語しか通じないのが(ドイツ語も話せませんけれども、、、)辛いところでした。

 

ここは本当に田舎町で、住人はいますが、お店やレストラン、ホテルといったものは皆無でした。

しかし、週末ということもあり、本格的なサイクリストが休憩しにやってきました。かなり空力性能が高そうなサーベロのロードバイクをまじまじと見ていると、「乗ってもいいよ!」と言っていただいたのですが、ビンディングペダルだし遠慮しておきました。

この町並みは自動車も信号も少なくて、広大なひまわり畑やぶどう畑といった最高の景色で、見通しのよい道ばかりで、本当に走りたい気持ちになりました。

都会と違って大きな建物がないこともあり、風力発電のための風車があちこちにありました。

 

是非、輪行して再度訪問したい場所です!!

 

メインイベントの結婚式が終わり、出席していた親戚一同で晩餐会をしようという事になり、その中の一人の方の出身地であるスロバキアの首都ブラチスラバ(Bratislava)に行くこととなりました。

オーストリアとの国境近くなので、近いのですが国境をまたいだので、帰りにはパスポートのチェックがありました。

 

ヘーフラインから、オーストリアの国鉄にあたるOBBで移動することになりチケットを購入すると、それは自転車積載可能のチケットでした。

日本のように自転車をバラして輪行袋に入れる必要はなく、自転車をそのまま電車に持ち込むことができます。

すべての電車がそうではないかもしれませんが、すれ違う他の電車を見ると大半は自転車を積めるようでした!

車両によって、人だけが乗れる車両と自転車を積める車両に分かれていて、私が乗った電車では1両おきにそうなっていました。

 

感覚的には、日本の電車やバスにベビーカーや車イスで乗り込むのと同様に自転車を持ち込むことができるという感じです。

写真にあるように跳ね上げ式の座席で、人が座る場合と自転車を置く場合の両方に対応していました。

2段目の写真はバスで、こちらも自転車と車イスのマークがありそのまま積み込める仕組みになっていました。

 

私も新幹線で輪行したことがありますが、来年5月から大きな手荷物はあらかじめ申し込みが必要になっていくようですね。

日本では輪行袋に入れずに乗れる電車は限られていますが、ヨーロッパでは普通に積み込める電車があり、日本でもそうなってほしいと感じます。

 

ブラチスラバはスロバキアの首都という事もあり、中心地は繁華街で人通りも多かったです。

ウィーンの中心地のように、ブラチスラバもヨーロッパでよく見られる石畳の道が多く、マウンテンバイクとクロスバイクぐらいの自転車が多かったです。

 

晩餐はダンプリングなどスロバキアの郷土料理をおなか一杯ごちそうになりました。

帰りの電車では、自転車でウィーンへ旅行する好青年に会う事ができました。

 

その翌日はヘーフラインに戻って、またもやエリザベートの別荘だったというシュロスホーフ宮殿に行ってきました。

ここは一部きれいに改装されていて、他の宮殿と比べると観光地化されているという感じがしました。

ヘーフラインからもドナウ川を渡って、自転車で移動できるぐらいの距離だと思います。

訪問されている自転車の中にはEバイクもありました。

 

ドナウ川をロードバイクで走りたい!という衝動にかられつつ、

後編へつづく